ネギ・馬刺し・かつおぶし

深酒防止のために絵を描いてます

不発弾処理(リアル)

朝一、同じ係の同期の電話が鳴った。工事と一緒に発注している磁気探査屋さんからだった。

不発弾を発見したとのこと。…現場が止まる。

 

僕も一緒に現場へ向かった。聞くと、最後の層を切るところだったらしい。1年続く工事の、今日で終わるはずの掘削作業でそれは出てきた。何てひきの良さ。しかしこれで爆弾の規模がでかいと、半年以上工事はできなくなる。それは恐ろしい。

 

土に埋もれたそれを確認した。5インチ砲弾。程なくして警察と爆弾処理班の自衛隊が到着。爆発の恐れがないと判断するや、簡単に持ち帰っていった。発見から2時間で回収完了。

 

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R1.9.26,27クロちゃんと爆弾処理車


 

 

事務所へ戻ると、となりの係がどうなったか尋ねてきた。出来ればうちの現場でもらいたいとのこと。爆弾を。

 

となりの係は政治的な事情で、絶対に無理な工程の工事をしている。不発弾によって半年くらい現場を止めたかったのだ。無茶な冗談である。結局、2時間の工期延長にしかならなかった。ていう日。